自然療法とは、動物が本来持っている自然治癒力を向上させることにより、
病気の治療、症状の改善、さらには予防をも目指す治療法です。
多くの薬を使う治療が一般的な日本では、自然療法はまだ何か特別な療法とい
うイメージが強く、
「興味はあるけれどよくわからない」
「本当に効果があるのだろうか」
「怪しい気がする」
などの印象を持たれがちですが、ドイツでは長い実績を持ち、医療の中の一つの
選択肢として、単独でまたは一般治療と併用で多くの症例に用いられ、
高い効果を上げています。
また、自然療法はターミナルケア(末期医療)にもとても効果があります。
終末期の過ごし方で悩まれる飼い主様は多くいらっしゃいますが、自然療法によって痛みや苦しが改善され、大切なペットも飼い主様も
穏やかな残りの日々を過ごすことが可能になります。

自然療法の治療方法
組織細胞療法
今自然療法で一番注目されているのが組織細胞療法です。
健康な細胞から作られた組織細胞剤を使用し、ダメージを受けた器官(組織)を再生、再活性化します。
ミニ臓器移植、再生療法の一種ともいえますが、皮下注射で簡単に治療が行えるのが特徴です。
<効果のある疾患>
腎不全、心不全などの慢性内科疾患、老齢疾患、癌、変性を伴う運動器系疾患、免疫疾患、不治とされている難病、
ターミナルケア時のQOLの改善